足の長さは、見た目の美しさを測る基準の1つとされています。そのため、短足がコンプレックスという人もたくさんいます。短足を馬鹿にされる、笑われるという辛いエピソードはインターネットやテレビでもよく聞く話です。
脚が短いという悩みに関するエピソード
脚が短いという悩みを抱えている人はたくさんいて、時にはその悩みはその人の人生を左右します。
短足がコンプレックスで結婚や出産を諦めている
ある大学生の女性のエピソードです。彼女は脚が短いことが悩みで、常に周りの人のスタイルを見て落ち込んでいました。脚の長い友達とは、見比べられて恥ずかしいから一緒に歩きたくないと感じるほどだったそうです。その悩みはエスカレートし、彼女はついには引きこもりがちになってしまいました。結婚願望もあり子供も欲しいけど、短足が遺伝してしまっては子供がかわいそうと感じ、諦めています。
隣に座っている人が優越感に浸っている
Dさんは脚が短いことを気に病んでいました。四六時中脚の短さが気になってしまっていたので、電車やバスで隣の人が脚を組むと、脚が短くて組めない自分を見下して優越感に浸っているのではないか、とさえ思っています。姿見を見るたびに自分のスタイルが気になってしまい、もう幸せな人生を送ることなどできないと思い悩んでいました。
似合う服が無い
背が低く、脚が短かい女性の悩みは、オシャレな服も自分が着るとダサいファッションに見えてしまうということでした。パンツを買おうものならごっそり裾を切らなければいけなくて、デザインが変わってしまうのです。ニーハイソックスやニーハイブーツも長さが合うものがなかなかなく、太ももの付け根まで隠れてしまうものばかりで手が出せません。Tシャツとジーンズというシンプルなファッションも、ただの手抜きな、ださいコーディネートに見えてしまうと感じています。
ヒール以外の靴をなかなかはけない
脚の短さをごまかすために、外出時は高めのヒールを履くことが多い女性のエピソードです。脚を少しでも長く見せるため、どこに行くにもヒールを履いています。足が疲れている日や、歩き回る日でもスニーカーなどはなかなか履く勇気が出ないのです。人前でヒールを脱ぐこともいつも恐怖に感じていて、脚の長さのギャップについて悪口を言われたらいやだなと感じています。
ただのコンプレックスと軽視されがちですが、最悪の場合人生設計にまで影響を受けてしまう人もいるのです。しかし脚の長さで人生を決めてしまうのはとてももったいないことです。
自分が思うほど周りは気にしていない
自意識過剰と言うと冷たい言い方になりますが、周りの人はそこまで他人の容姿について気にしていません。電車の中で見られているのが気になる、という人が多いですが、普通の人が電車の中で考えていることなんて「駅まであと何分かな」「仕事やだな」「晩御飯何にしよう」くらいのことです。誰かの脚の短さに注目し、その人がどれだけ醜いかを見定め、自分や周りの人間と比べて見下す、という作業をしている人はいません。いたとしたらそこそこ心が病んでいる人でしょう。仮に「あの人の脚短いな」と思っても10秒後には全く別のことを考えていて、他人のスタイルについてなんてすっかり忘れているものです。そのような他愛もない他人の評価を気にして外出を制限するのは、とてもバカバカしいことと言えるでしょう。
脚の長さで結婚相手を選ぶ人はいない
脚の長さはその人の価値を決めません。一生連れ添う人生のパートナーを選ぶとき、何を基準にして選ぶでしょうか。人によって様々ですが、男女ともに脚の長さで生涯の伴侶を選ぶ人はいないでしょう。もちろん高校生くらいの人達は、脚が長くてスタイルがいいからという理由で恋人を選ぶかもしれません。しかしまともな経験を積んだ大人であれば、そんなことで恋人を選んでしまえば後悔することになる、ということは十分にわかっています。
人の容姿を馬鹿にする人の方が心配
見た目を気にやんでしまって精神衛生を乱してしまう人は心配になりますが、それよりも他人の見た目について堂々と悪口を言える人の精神の方を心配するべきでしょう。脚の短さなど本人にはどうしよもないことだし、短いからと言って誰かに迷惑がかかることもありません。それに対して悪口や嫌味を言ったり、ネタにして笑いを取ったりする人は感受性と想像力を養ってこなかった人です。そのような人たちがこの人間社会で快適に、幸せに生きていくことはとても困難でしょう。
どうしても短足を克服したいのなら
とはいえ、気にするなとだけ言われたところで一気に気分が晴れるほど人間の感情は便利ではありませんし、足が長い方が好印象を持たれて、出会いのチャンスが増えるということは紛れもない事実です。短足を克服するのなら、ダイエットして脚を引き締めて長く見えるようにする、O脚X脚を直す、姿勢を矯正するという方法があります。
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