ダウン症、軟骨無形成症…短足の理由として考えられる病気【これらの病気を治す方法についてのまとめ】

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短足は病気によるもの?

短足とは文字通り、「脚(足)が短い」ことです。要するに、成長期に胴体に比べて脚が十分に長く伸びなかったことで、短足になるわけです。そこに病気が関わる余地はないように思えますが、実は病気が原因で脚が短くなるケースもあります。

もちろん、これは例外的なケースであり、短足で悩んでいる人のほとんどは、単純に成長期の成長過程の問題が多いです。

短足をもたらす代表的な病気

軟骨無形成症

短足をもたらす病気として、筆頭に挙げられるのが「軟骨無形成症」です。成長軟骨に異変が生じることで、脚だけでなく、手や指が短くなる、または低身長になるといった症状が見られます。遺伝子の異常が原因です。

ダウン症

もうひとつは、ダウン症です。染色体の異常が原因で発症します。短足だけでなく、足の形成にもしばしば異常が見られます。かかとが極端に小さい、土踏まずの部分が極端に低い、外反母趾などの症状があり、歩行が不安定になりやすい特徴も見られます。

これらの病気を治すことはできる?

ダウン症を治す方法や軟骨無形成症の治し方はあるのでしょうか?結論から言えば、どちらも先天的な病気のため、これらを治す方法は見つかっていません。症状・状況に合わせて、対症療法が選択されます。病気そのものの治し方はないかもしれませんが、うまくカバーすることで、できるかぎり日常生活を送れるような環境を目指していくことになります。

軟骨無形成症の治療法

軟骨無形成症については、成長期に成長ホルモンを投与することで、四肢の成長を促す治療方法が選択されることもあります。また、脊柱狭窄症など他の症状の併発が見られる場合には、手術によってそれらを治す選択肢も用意されています。

ダウン症の治療法

ダウン症については、バランスよく歩くためのトレーニングや、自立した生活を送るために必要なスキルを身につけるべく、特別な学習プログラムを用意するなどの対策方法が採用されています。学習に時間がかかる傾向があるため、じっくりと取り組む必要があるからです。周囲のサポートが必須であるのは言うまでもないでしょう。

病気による短足はレアケース

繰り返しになりますが、こうした病気が短足をもたらすケースはごく稀です。しかし、軟骨無形成症は2万人に1人、ダウン症は1000人に1人に発症するというデータもあります。

自分がそうでないからといって安心するのではなく、こうした病気があること、もし身近にこれらの病気の悩みを抱えている人がいれば、手を差し伸べる意識も持ちたいところです。それが人間的な魅力を高めることにもなるでしょう。

短足になる前に・なったあとの努力について詳しく知りたい方は、「短足の男性でも努力で身長を伸ばす!短期と中期、長期で身長伸びる、脚を長くする方法」をどうぞ。

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