短足チューリップって何?

短足の悩みを抱えていると、「短足」という単語に過剰反応してしまうのではありませんか。コンプレックスになっているので、仕方がないのもしれません。そんな「短足」という言葉が付く植物に、「短足チューリップ」があります。

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短足チューリップは花の咲いた状態を表す

短足チューリップとは、「茎が短い状態で花が咲いたチューリップ」です。植物ですから人間のような2本の足はないわけですが、花の咲いた状態がいかにも「短足」に見えるので、このような名称が付けられています。「丈が短い」と言われることもあります。

つまり、短足チューリップという品種があるわけではなく、「茎が十分に長く伸びないまま花が咲いた」状態を指すのです。

短足チューリップが咲く条件

では、なぜこのような咲き方になるのでしょうか?それには、気候が深く関わってきます。

チューリップの茎は、寒い冬の期間が続いた後、気候が暖かくなると急激に茎を伸ばす性質を持っています。この「寒い期間が続く」点が重要で、寒い期間が短いと、茎が十分伸びないまま、花が咲いてしまうこともあるのです。暖冬だった、あるいは温暖な地域で栽培した時に、こうした短足チューリップが見られます。

短足チューリップはかわいい

茎が短い状態でチューリップ独特の大きな花を咲かせた姿は、ちょっと頭でっかちな感じでかわいく見えるものです。ですから、栽培していたチューリップがこのスタイルになった時には、「かわいいのが咲いた」とポジティブに捉える人が多いのです。少なくとも、馬鹿にするような意図で付けられた名前ではないことは確かです。

正常に成長せずに「寸詰まり」の姿になったにもかかわらず、かえって「かわいい」と評価される…短足で悩む人にとって心慰められる話ではないでしょうか。ファッションセンスを磨き、経済力をつけて、長所でうまくカバーできれば、短足でもモテるチャンスがあることを示しているようだからです。

短足と動植物の関係を、「胴長の動物には何がいる?モルモット、チャボ、馬、象…かわいい動物から意外な動物まで」にまとめました。

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