しゃがめないのは短足のせいなのか?

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「トイレ座り」ができない?

両足を地面(床)につけた状態でしゃがむ「トイレ座り」ができない人が、現代では増えていると言われています。この姿勢でしゃがみ込もうとすると、後ろに倒れ込んでしまうのです。

うまくしゃがめない、「トイレ座り」ができない人の中には、自分が短足だからではないかと考える人もいるようです。脚が長い人はうまく脚を曲げて(たたんで)しゃがむことができるのに対し、短足だとうまくたためないのでしゃがめないというわけです。

しかし、実際にはしゃがめないのと短足に関係性はほとんどありません。脚が長い/短いと言っても10センチも長さが違うなんてことはありませんし、数センチ程度の違いがしゃがむ時の姿勢に決定的な影響を及ぼすこともありません。

短足の人が気になるもう一つのポイントは「胴が長い」点でしょう。短足で胴が長いので、上半身が重くなってしゃがめず、しゃがもうとすると後ろ側に倒れてしまうイメージです。しかし、これも考えすぎです。よほど極端な短足でもない限り、胴長短足の体型がしゃがむ際にマイナスになることはありません。

しゃがめない理由

それよりも、しゃがめるかどうかのポイントは足首の柔軟性にかかっています。しゃがむ時には、体を前に倒しながら足首を曲げることになります。足首が硬いと体を十分に前に倒すことができないのです。

現代社会でうまくトイレ座りができない人が増えているのは、足首が硬くなった人が増えたのが主な原因と考えられています。決して昔の人に比べて短足になったわけではありません。

足首の硬さは、ストレッチや柔軟体操で柔らかくすることができます。姿勢が悪い人は足首が硬くなりやすいので、日頃の姿勢に注意してみるとよいでしょう。柔軟な姿勢をとれるかどうかはファッションの着こなしとも密接に関わってきますから、短足をカバーするうえでもとても重要な部分となるでしょう。

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