かっこいいファッションに身を包んでいるつもりでも、なんだかバシッと決まらないことがあります。その原因は足の短さに起因しているのかもしれません。そもそも西洋人と比べて胴長短足なのが日本人の特徴ですが、同じファッションをしていても、着こなしひとつで実際より足が長く見えたり、逆に短く見えたりするものです。
そこで、短足でお悩みの男性に意識してほしいパンツの選び方や穿きこなしをお伝えします。
ウエストの位置をはっきりさせない
具体的なパンツ選びの前に、短足の人に意識してほしいのが、ウエストの位置をはっきりさせないことです。
上下で色を揃える
たとえば、濃い目のトップスと淡いカラーのパンツのように、上下ではっきり色が分かれているようなファッションでは、ウエストの位置もはっきりわかってしまいます。ウエストの位置がわかるということは、「ここから足が始まりますよ」とアピールしているようなもので、短足をさらに強調してしまうわけです。
それを避けるためにも、トップスとパンツは同系色に統一することを意識してください。黒っぽいトップスに黒っぽいパンツという組み合わせなら、ウエストの位置がはっきりわからなくなるので、足の短さが目立たなくなります。
違うカラーのものを1枚羽織る
ただし、上下とも似たようなカラーにすると、全体がのっぺりした印象になってしまいます。それを避けるには、違うカラーのものを1枚羽織ることです。羽織がアクセントになってのっぺりした印象を払拭できますし、下のインナーとパンツの組み合わせが短足を上手にカバーしてくれます。
バックルを見せない
ウエストの位置をはっきりさせないということで、もう1点注意しておきたいのが、ベルトのバックルを見せるようなファッションです。たまにやっている人を見かけますが、これが許されるのは足の長い人だけでしょう。ベルトのバックルを強調することは、ウエストの位置をアピールするようなものです。
短足の人がこれをやると、ますます足が短く見えてしまいます。女性にもあまりウケが良くないファッションなので、避けたほうが無難です。
ロールアップは避ける
ファッションテクニックとしてしばしば紹介されるロールアップも、短足男性にはあまりおすすめできません。パンツの裾をロールアップすると、その分パンツの丈が短くなってしまいます。ただでさえ足の長さを短く見せるスタイルなので、短足の人がやるとますます短足が強調されてしまうでしょう。
同じく、アンクルパンツやクロップドパンツなど、丈の短めのパンツも避けたほうがよいです。これらもロールアップと同様に、抜け感を出すのには良いテクニックなのですが、足が実際より短く見えやすくなるので、短足男性にはおすすめできません。
腰パンはNG
言うまでもないことですが、念のため確認しておきます。足の短い人に腰パンはNGです。ここまで短い足をいかに目立たせないかについてお伝えしてきたことが、腰パンひとつですべてが無駄になってしまいます。
誰がやっても腰パンは短足に見えるファッションです。足が長い人なら、ウエスト周りにゆとりができて絶妙な抜け感となることもありますが、短足の人がわざわざやるべきことではありません。抜け感を出したいなら、腰パン以外にもいろんな方法があります。ウエストの位置を自ら下げて、足を短く見せるようなことはやめましょう。
股上が浅いパンツを選ぶ
短足男性におすすめなのが、股上が浅いパンツです。タックインスタイルでもない限り、トップスの裾で股上部分は隠れるのですが、それでも股上が浅いパンツと股上が深いパンツでは、全体的な印象が大きく変わってしまいます。
股上が深いパンツは、比率的に足の部分の割合が少ないので、必然的に足が短く見えてしまうのです。逆に股上が浅い場合、足の比率が多い分、足が長く見えやすくなります。
加えて、股上が浅いパンツは細身のスタイルのものが多いので、タイトなシルエットになるのも、足を長く見せるのに貢献しています。また、股上がすっきりすると、見る人の視線が上に向くため、それだけで足を長く見せるのに効果的なのです。
スキニーパンツは注意
「足をタイトに見せるのがよいのなら、スキニーパンツがいいのでは？」と思う人もいるかもしれません。ただし、スキニーパンツには注意が必要です。確かにタイトなパンツではありますが、誰が穿いても足が長く見えるわけではありません。
スキニーパンツとは
スキニーパンツとは、足のラインをはっきり見せるスタイルです。したがって、もともと細めの人が穿けば、下半身のタイトさをさらに強調する効果が生まれます。逆に、お尻や太ももが太い人がスキニーパンツを穿くと、パツパツになってますます太さが強調されてしまうのです。
足の太さが強調されると、長く見えるどころか、短足の印象を与えやすいので注意してください。
細めの人は、ジャストフィットするものを選ぶ
細めの人がスキニーパンツを穿く場合も、自分のサイズにジャストフィットするものを選ぶことに気をつけましょう。時々、大きめのスキニーパンツを穿いたり、スキニーを腰パンにしていたりする人がいますが、スキニーパンツの長所が台無しです。
足をタイトに、かつ、長く見せたいのであれば、自分の足にジャストフィットするサイズのパンツを選びましょう。
下半身が太めならテーパードパンツ
下半身が太めでスキニーパンツが似合わないという人におすすめなのが、テーパードパンツです。スキニーパンツは全体的にタイトになっていますが、テーパードパンツの場合、お尻や太ももはゆったりですが、裾に向かってだんだん細くなっています。
太いお尻や太ももをうまくカバーしつつ、足をすっきり見せるおすすめのファッションです。
足を長く見せるパンツの色
暗めの色のパンツ
足を長く見せたいなら、パンツは暗めの色をおすすめします。黒と白なら黒です。黒は収縮色といって、実物より縮んで見える効果があります。だから、黒いパンツを穿くと、実際の長さより足が長く見えるのです。
白色のパンツはだめ
逆に、白は膨張色なので注意してください。白いものは、実際よりも大きく見える傾向があります。サイズが同じでも、白いパンツだとなんとなく横に広く見えるものです。足を長く細く見せたいのであれば、白ではなく、黒いパンツをおすすめします。
靴の色はパンツの色と合わせる
靴の色によっても足の長さが違って見える
靴の色によっても、足の長さが違って見えます。本当は長くない足をなるべく長く見せるには、足の境目がどこかわからなくすることが大切です。最初に紹介したウエストの位置をはっきりさせないテクニックも、そうすることで足の境目がわからなくなって、短足が強調されない効果を狙っています。
靴の色とパンツの色を合わせる
同様に、靴の色をパンツと合わせることで、どこまで足かがわかりにくくなります。逆に、黒いパンツに白い靴という組み合わせでは、境目がはっきりわかってしまうので、足の短さが強調されてしまうというわけです。
靴とパンツをまったく同じ色にする必要はありません。黒いパンツにネイビーの靴のように、同系色にまとめるとよいでしょう。黒と白のように、対照的な組み合わせにならないように注意すれば大丈夫です。
ソールの厚い靴を履く
なお、靴で足を長く見せる方法として、なるべくソールの厚い靴を履くのも良い方法です。ボリュームのあるスニーカーや革靴、ブーツなどを履くだけで、足の長さを実際より多少長く見せます。履くだけで効果が出るので、ファッションに取り入れるのも簡単です。
シークレットシューズは靴を脱がずに済む場面以外では避けた方がいい
ただし、シークレットシューズには注意しましょう。確かに足が長く見える靴ですが、履いていることがバレた時のショックが大きいです。絶対に靴を脱がないで済む場面以外では避けたほうが無難でしょう。
短足になる前に・なったあとの努力について詳しく知りたい方は、「短足の男性でも努力で身長を伸ばす！短期と中期、長期で身長伸びる、脚を長くする方法」をどうぞ。
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