短足マンチカンの相場
短足マンチカンの相場は子猫で、おおよそ20万円程度になっています。飛び抜けて高額という訳ではありませんが、気軽に手が出せるぐらいに安いという訳でもありません。言うなれば、一般的な猫の相場に沿った値段であると言えます。
また、短足マンチカンに限らず猫の相場は、ペットショップによっても様々な値段が設定されています。優良な血統などを気にすることがなければ、そこまで高額な費用を支払う必要はありません。なお、愛くるしいペットである猫に値段で金銭的な価値を判断することはあまり好ましいものではなく、一番はペットショップに行ってピンとくる猫を探すのが良いでしょう。
なお、ペットショップによっては月齢で猫の相場を変えている場合があります。どうしても子猫ではなく歳をとっている猫は価格や安くなっている傾向にあります。猫というと子猫ばかり注目されがちですが、成猫の場合にはお留守番なども上手にこなすことができるため、共働きや一人暮らしなどで忙しい方にもおすすめです。
幼い子猫はその愛くるしい姿から人気であることに変わりはありませんが、どうしても身体の成長が著しいために体調を崩しやすく飼育するハードルはそこまで低くはありません。猫の健康的な生活を作っていくためには、日常的にお世話をしてあげなければなりません。そうしたことを考慮すると、成猫もペットとして飼育していく上で選択肢としてアリであると言えます。
地域ごとの価格差
マンチカンなどの短足猫においては、地域ごとの価格差があります。一般的にお客さんの多い東京や大阪などは価格が高い傾向にあり、愛知県や北海道などの地方部は価格が都市部に比べて2万円程度は安い傾向にあります。そのため、マンチカンなどの人気が途絶えることのない猫をお探しの場合には地方部のペットショップをあたってみても良いかもしれません。
しかしながら、あまりにも安い価格を提示しているペットショップやブリーダーはおすすめしません。なぜなら、その安い価格を実現するために必要なケアや健康管理を怠っているリスクを伴うためです。ペットショップなどにおいて一番の経費となり得ることは、長く動物が飼い主の元に売れずに残り続けることです。こうした管理運営費をケチっていくことで猫の健康管理がおざなりになっている場合がありますので注意が必要です。
猫や犬などを扱うペットショップに関しては、値段は案外言い値で付けられている場合も多いので良く事前にリサーチすることを欠かさないようにしてみてください。ただし、他の近隣店舗よりも高いからと言ってもそれが必ず良い個体を販売しているかと言えばそうではありません。安すぎるのも問題ですが、無駄に高いのも業者側の取り分を相応的に増やしていることが考えられるので短絡的に結論付けることができる訳ではないと言えます。
茶トラのマンチカン
茶トラのマンチカンは、マンチカンの中でも可愛い人気カラーの種類にあたります。そのため、通常のマンチカンよりもいくらか高めに取引されています。相場としては、23万円程度で推移しています。通常のマンチカンよりも少し高めではありますが、こうした茶色の毛並みをしたマンチカンが好きな方にとっては、お金では買えない価値がそこにはあるのだと言えるでしょう。
いずれにしても、ペットというのは金額の良し悪しだけで決めるものではなく、自らが責任を持って最後まで飼いきれるのかどうかを勘案して決めるべきであると言えます。
耳折れのマンチカン
耳折れのマンチカンは、相場としては30万円程度で取引されています。耳折れのマンチカンは希少性が高いことから通常のマンチカンに比べてプレミアが付いた価格で取引されています。プレミアと言っても、茶トラのマンチカンに7万円程度を加えたぐらいなので、そこまで高額という訳ではありません。
また、耳折れのマンチカンはその高い希少性からペットショップでも取り扱いをしていない場合があるので、直接ブリーダーから購入する方法もあります。その際には、値段がペットショップに比べて高くなってしまう恐れがありますが、ブリーダーとの個人間取引にあたるので交渉次第ではお安い値段で譲ってもらえる可能性もあります。
ちなみに、耳折れのマンチカンは遺伝性疾患による骨の異常により耳折れの姿になったと言われています。そのため、健康体とは言い難いものがあり通常のマンチカンよりも健康に関しては懸念リスクがあります。動物病院や獣医師に掛かる必要が生じる場合があるので、健康維持管理にある程度はお金を貯めておく必要があると言えます。
マンチカンの赤ちゃん
マンチカンの赤ちゃんは、子猫よりもさらに幼い年齢のマンチカンになります。そのため、ペットショップなどで購入するのは難しい恐れはあります。従って、マンチカンの赤ちゃんを購入する際にはブリーダーなどをあたるのも良いかもしれません。
しかしながら、マンチカンに限らず猫などのペットを赤ちゃんから育てるのには金銭的な負担が大きくなりがちなので注意が必要です。また、ミルクなどをあげる際にも哺乳類で丁寧にあげていくことが求められます。そういった点において、赤ん坊の頃から猫を育てるのは通常の猫を飼うよりも手間が掛かると言えます。
また、マンチカンも含めて赤ちゃんから猫を育てていく過程において、しつけなどを行うことが求められるので飼い主の方も倫理的な自覚や育てる上での配慮を欠かすことができません。
ですが、マンチカンや猫に限らないことにはなりますが、動物を赤ちゃんの頃から育てていくことは飼い主の人間形成にも寄与していくので他では得られない体験をすることができます。また、特に子どもにおいてはこうした動物を赤ちゃんの頃から飼育に参加させてあげる機会を与えることで、精神的な成長を大きく促すことができます。
このようなペットを愛しく飼育する以上に、赤ちゃんの頃から飼育することで得られる経験や人間性の向上に寄与していくのが、成猫を飼うこととの大きな違いです。大変さもありますが、それ以上に育てがいのあるのが赤ちゃん猫であると言えます。
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