小学生・中学生・高校生の短足男子に!短足の原因と改善方法を紹介

短足にコンプレックスを持つ小学生、中学生、高校生は少なくありません。男子、女子にかかわらず、大人も子どもも関係なく、日本人の多くが短足コンプレックスを持っていると言ってもよいでしょう。

成長が完全に止まってしまった大人の場合、今から物理的に足を長くするのはとても困難ですが、まだ成長期の途中にある小学生や中学生、高校生なら、これからでも足を長くすることは可能です。そこで、短足になる原因を確認し、どうやったら足を長くできるのかを詳しく見ていきましょう。

目次

短足は改善できる

成長期であれば、まだあきらめるのは早いです。今からでも十分、短足は改善できます。もちろん、みんながスラリとしたモデル体型になれるわけではありませんが、努力すれば、何もしないよりも足を長くすることは可能です。

たとえモデルのように長い足にはならないとしても、今より1cmでも長くなれば、見た目の印象が大きく変わります。これまで短足にコンプレックスを抱いていたのであれば、その変化によって、精神的にも良い影響が期待できるでしょう。したがって、あきらめて何もしないのではなく、足を長くするためにできることは何でも挑戦する姿勢を大切にしましょう。

短足になる原因

遺伝子の影響は軽微

短足なのは生まれつきだから、治らないと思いこんでいる人がいますが、そうとは限りません。もちろん、多少は遺伝の影響があります。両親とも胴長短足の体型だと、生まれてくる子どもも同じような体型になる可能性は高いでしょう。ただし、短足になる原因は遺伝だけではありません。

正座をやりすぎる

たとえば、日本人は椅子に座らず、床に正座やあぐらで座るので、足の血行が悪くなり、足が短くなると言われることがあります。正座が短足の原因というのは誤解なので後で詳しく説明しますが、床にだらしなく座ると足の骨や血行に良くないことは確かです。

小学生、中学生、高校生の場合、学校では基本的に椅子に座っているので大丈夫、と言いたいところですが、家では床にだらしなく座っている人が多いのではないでしょうか。成長期のこの時期に、足の血行が悪くなる座り方を続けると、本来伸びるはずだった足が十分に伸びないということが考えられます。

太り過ぎ

座り方よりも問題なのは、太り過ぎです。太り過ぎで足が長いという人はちょっと思いつかないように、太り過ぎは基本的に短足になってしまいます。というのも、足は体重の重い上半身を常に支えているからです。

四六時中、上からの負担がかかっているわけですから、そうでない場合と比べて、足の成長が阻害されるのも頷けるのではないでしょうか。

また、太り過ぎの場合、実際の足の長さ以前に、足が短く見えやすいという問題もあります。太っているとパンツがずり下がりやすく、腰の位置が実際より低く見えるからです。

おしりが大きい人

太り過ぎとまでは言えなくても、体のバランスからお尻が大きい人は、短足に見えやすくなります。お尻が多少大きくてもキュッと上がっている場合は大丈夫ですが、太り過ぎのせいでお尻の肉が垂れ下がってしまうと、お尻の位置が足にまでかかってしまうため、足が短い印象を与えてしまいます。

O脚

O脚も、足が短くなる大きな原因です。日本人にはO脚の人が多いですが、これも床に座ることが関係していると言われます。横座りやあぐらなどで長時間過ごしていると、足の関節が曲がった状態で固まってしまい、立った状態でも足が常に歪んだ状態になってしまうわけです。

足が歪んでいるせいで、実際の長さよりも短く見えてしまいます。逆に言えば、O脚を治して足がまっすぐになれば、今より足が長くなることは確実です。

短足を改善する方法1. ストレッチ

足が短い、とは

「足が長い」「足が短い」などとよく言いますが、具体的にどこからどこまでが足なのでしょうか。一般的にはつま先から足の付け根(股関節)と思われていますが、実際はそれよりもっと上、腸腰筋というみぞおちの下辺りの筋肉までを指します。

つまり、腰周りの筋肉や骨盤のストレッチによって、股関節より上の部分を伸ばすと、足も長く見えるようになるのです。また、ストレッチをするとO脚の改善にもつながるので、一石二鳥です。

足を伸ばす準備

まず、股関節のストレッチから紹介しましょう。股関節周りの筋肉は固くなっていることが多いので、この筋肉を柔らかくして、足を伸ばす準備を整えます。

ストレッチの内容

床やベッドにうつぶせに寝てください。その状態で、膝を直角に曲げます。膝を曲げた時に床から骨盤が浮いているのは、筋肉が硬い証拠です。両方の膝をくっつけたまま伸ばしていき、床と水平になるようにまっすぐ伸ばします。

それから、また両膝を曲げ、直角にします。この繰り返しです。30回ほど、リズムよく曲げ伸ばししましょう。

骨盤周りのストレッチ

骨盤が前傾していると、O脚になりやすいです。骨盤周りのストレッチも行いましょう。骨盤が前傾するのは、太ももの大腿四頭筋という大きな筋肉が固くなっていることが一因です。大腿四頭筋をストレッチすることで、骨盤の傾きの改善を狙います。

壁に対して横向きに立ってください。片手を壁につき、体を支えながら、もう片方の手で足首を持ちます。その姿勢を20秒ほどキープしましょう。次に、逆を向いて、反対側の足首も同じように手で持ち上げて、しばらくキープします。

骨盤の前傾によって、背中の筋肉や背骨も前に引っ張られます。そのせいで、体のバランスが崩れ、ますますO脚が悪化してしまうこともあるので、背骨を伸ばすのと同時に、腹筋の強化を行いましょう。

腹筋の強化

椅子に座ってください。膝の上にクッションや丸めたバスタオルを置きます。その上に肘をついて、息をゆっくり吐きつつ、体を前に傾けていきましょう。息を吐ききった時に、体が最も傾いた状態にします。

次に、息をゆっくり吸いながら、体を持ち上げていきます。これを20回程度繰り返してください。

内転筋のストレッチ

もう一つ、内転筋のストレッチです。内転筋とは足の内側にある筋肉で、O脚だと足の外側にばかり負担がかかって、内転筋がなまってしまいます。また、内転筋には、その筋力によって下半身の水分を押し上げるポンプのような役目も担っているので、ここを鍛えることで、足のむくみの解消にもつながるはずです。

足のバランスが良くなると同時に、むくみも解消するので、足が長くなる効果が大いに期待できるでしょう。

まず、真っすぐ立った状態で、股の間にタオルやクッションを挟んでください。その状態で手のひらは前に向けます。次に、胸を張って背筋をぴんと伸ばした体勢で、スクワットしてください。膝を曲げた時も、かかとが床についたままになるように注意です。このスクワットを10回ほど繰り返しましょう。

短足を改善する方法2. 椅子に座る生活にする

小学生から高校生の成長期に注意

先述したように、床にだらしなく座っていると足の血行が悪くなり、そのせいで足がしっかり成長しなくなることがあります。小学生から高校生ぐらいの成長期には、特に注意です。

学校では椅子に座っていますが、家では床に座ったり寝転んだりして過ごしていることが多いのではないでしょうか。それを控えて、家でもなるべく椅子に座る生活を送ってください。

正座と足の長さは関係ない

なお、今でも正座が足に悪いと主張している人がいますが、正座と足の長さは関係ないことが明らかになっています。昔は今よりも正座の機会が多かったのは事実です。その時代と比べ、今の子どもは身長が伸び、足も長く、スタイルが良くなったと言われることがよくあります。

確かに、身長は劇的に伸びました。しかし、それは正座の習慣とは関係なく、単純に栄養状態が大きく改善したからです。

正しい正座を身につけることで、姿勢が良くなり、血流が促進されたりする効果が得られます。正座をする際は、両方のかかとをくっつけて座りましょう。この姿勢は足をまっすぐにする姿勢です。また、交感神経が刺激され、血流が促されます。

長時間の正座は良くない

ただし、長時間正座をすると足の血管が圧迫されるため、足がしびれてしまいます。正座は1回30秒程度でかまいません。朝が弱い人は、起きてすぐ、30秒の正座を試してみましょう。交感神経が刺激され、血行が良くなるため、目覚めが良くなる効果が期待できます。

短足を改善する方法3. 歩き方を意識する

かかとを上げる

まだ若いのに、かかとを地面に擦って、ダラダラ歩いている人がいます。歩く時はしっかりかかとを地面から上げて、スタスタ歩くことを意識してみましょう。かかとを上げて歩くと、お尻の筋肉など、かかとを引きずった歩き方ではしっかり使われていない筋肉が使われるようになります。

下半身の筋肉が引き締まり、余計な贅肉が落ちるため、足がスラリと細くなるとともに、長く見える効果も得られるのです。

腰を中心に歩く

また、歩く時は腰を中心に歩くことを意識してみてください。かかとを引きずった歩き方になるのは、腰を動かさないで、足だけを動かして歩こうとするからです。

ちなみに、かかとを引きずる歩き方は、草鞋や草履を履いていた昔の習慣の名残だと言われています。それをやめて、腰から前に出して歩くように意識してください。それだけで歩幅が大きくなり、足をしっかり使って歩けるようになります。

短足を改善する方法4. しっかり運動する

ストレッチをしても、運動不足では足に十分な刺激が与えられません。運動不足気味を自覚している人は、積極的に体を動かす機会を作りましょう。成長期に運動すると、骨や筋肉にしっかり刺激が加わり、成長ホルモンが分泌されやすくなります。足が長くなる観点からは、飛ぶ、投げる、ひねるなど、全身の動作を伴う球技がおすすめです。

短足を改善する方法5. しっかり眠る

成長期はしっかり寝る

小学生、中学生、高校生はまだ成長期です。体がしっかり成長するように、夜はしっかり睡眠を取りましょう。最近の子どもは電子機器の影響で夜更かしが多くなり、そのせいで成長が悪くなって、一時期に比べて胴長短足になりつつあることが調査でもわかっています。

就寝前の少なくとも2時間前から、スマホの使用を控えましょう。栄養と運動と睡眠の3要素がしっかりそろえば、身長も足もすくすく伸びるはずです。

ファッションでカバーできる

また、たとえ物理的に足がこれ以上伸びないとしても、ファッションの着こなしなどでカバーすることは可能です。実際、短足でもセンスを生かしてモテている人はたくさんいます。ですので、短足の改善に努めるとともに、足を長く見せるコーデも学んでみることをおすすめします。

短足になる前に・なったあとの努力について詳しく知りたい方は、「短足の男性でも努力で身長を伸ばす!短期と中期、長期で身長伸びる、脚を長くする方法」をどうぞ。

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