中国と意外なマンチカンとの関わり

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中国と猫の関わり

猫には、中国大陸と深い関わりの歴史があります。日本にも奈良時代に唐猫として中国から猫が渡来してきました。また、中国では5300年前に猫が人間ととも生活していた痕跡が発見されるなど、中国と猫のその深い関わりの歴史が如実に刻み込まれています。

さらに、中国では近年猫を飼うことが若い女性を中心にブームになっています。猫を飼うこと自体は世界的に全く珍しいことではありませんが、中国では既に4000万匹を超える猫が飼育されるなどの絶大な人気を誇っているようです。世界的にも人口が多い中国で猫ブームが起きると、そのスケール感はとても大きなものになると言えます。

中国のネコノミクスは、2019年に3兆円を突破しており、今後も成長は続いていくことでしょう。猫は古来より人間とともに生活をしてきました。野生動物としての野良猫もいますが、現代社会においては野良猫でさえも多くは地域猫として近所の人々に親しまれ愛される存在になっています。

また、中国では猫は幸福の象徴ともされています。その典型的な例が招き猫ですが、金運や福を重視する中国文化において、猫は愛されている動物として人間に福をもたらすペットとして尊貴に扱われているのです。

中国由来のメジャーな短足猫

昨今は猫カフェなども日本を中心に広まりつつありますが、これは中国も例外ではありません。中国由来の猫には様々ありますが、現在中国でメジャーになっている短足猫はマンチカンです。

マンチカンと聞いてもピンとこない方がいらっしゃるかもしれませんが、マンチカンは足が極めて短いというのが特徴の猫です。いわゆる短足猫とも呼ばれ、その愛くるしい姿から中国のみならず世界的に人気を誇っています。

中国では猫ブームとともにネコノミクスが成長を遂げていますが、これは特にマンチカンの飼育拡大によるものが顕著に影響を与えています。中国の若い女性を中心に、マンチカンなどの短足猫の人気に火が付いているのがこの猫ブームの特徴です。

マンチカンは足が短い独特な姿をした猫なので、あまり高いところにジャンプすることもなく、家の中を荒らさないことやツメで壁を傷つけることが少ないのも要因になっています。猫や動物を飼う上で、どうしても家が傷んでしまうといったデメリットはありますが、マンチカンにはそうした心配がいらないので、賃貸住宅などに住んでいる場合が多い独身女性においては一緒に暮らしやすいペットとして親しまれています。

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