現代の車を見てみると、オートマ車が主流です。しかしギアチェンジをしたり、クラッチを使ったりするマニュアル車のほうが車を操っている感がして好きという人もいます。
クラシックカーの場合、マニュアル車が主流です。MT車に乗りたくてMT用の免許取得を目指す人も少なくありません。MT車を運転するにあたって、短足の人は自分が乗りこなせるのか不安という方も多いです。
短足だとクラッチワークができない?
AT車とMT車の違いはクラッチの有無
オートマ車とマニュアル車の違いの中でも大きいのは、クラッチ操作の有無です。MT車の場合、クラッチ操作が必要になります。クラッチペダルはブレーキやアクセルよりも深く踏み込まないと操作できません。すると短足の人の場合、短い足でクラッチをしっかり踏み込めるのか不安に感じるでしょう。
短足でもクラッチ操作ができるかどうかはケースバイケース
結論から言うと、短足の方でもクラッチ操作ができるかはケースバイケースです。同じマニュアル車でもクラッチのレイアウトはまちまちだからです。ネットなどの体験談を見てみると、足の短さがネックでとあるマニュアル車の購入を断念したという話も見られます。
国産車ならMT車でも日本人を想定して作られているので問題なし
ただし一方で短足の自覚のある人でも、MT車によってはクラッチワークができストレスなく運転できるという意見もネットなどで出ています。基本的に国産車であれば、日本人が運転することを前提に製造されています。ですからまず短足の方でも問題なくクラッチワークできる車種が多いと考えられます。
クラッチペダルの調整可能な機種も増えている
最近のマニュアル車の場合、微調整ができるようになっている車種が多いです。ハンドルやシートの位置調整ができるようになっているので、足が短くても位置を調整すれば問題なく運転できるでしょう。
中にはクラッチペダルも調整できるような車種もあるといわれています。ただし素人が自ら調整を行うのは難しいかもしれません。というのもクラッチペダルの調整ねじは下にもぐって操作しなければならないタイプが多いからです。
ディーラーや近所の整備工場などで、プロのメカニックにお願いするほうがいいです。多少クラッチが踏み込みにくい程度の問題であれば、ペダルにゴムもしくは木片でカバーして底上げを行うことで調整することも可能です。
クラッチペダルを踏み込みづらいなら座布団を敷く
もしマニュアル車を運転しようと思って、クラッチペダルをしっかり踏み込めなかった、思いっきりシートを前に出しても踏み込めないというのであれば座布団を使ってみるといいでしょう。座面のところに座布団を置くことで、体がさらに前方に出ます。よって座布団のないときと比較して、さらにしっかりクラッチペダルを踏み込めるでしょう。
このように多少の工夫をすれば、いろいろな種類のMT車を短足の方でも運転できる可能性は高いです。足が短いという理由だけで、MT車をあきらめるのは時期尚早といえるかもしれません。
恥ずかしい思いをするかも?
短足の方でもMT車を運転することは可能です。しかしカッコ悪い思いをするかもしれません。クラッチワークをしっかり行うためには、シートを前に出さないといけないでしょう。運転席のシートが前に出ていることで、「自分は足が短いです」とアピールしているようなものなので、周りからじろじろ見られると恥ずかしい思いをするかもしれません。スポーツカーなど車種自体がかっこいいとますます恥ずかしく感じるでしょう。
短足がMT車を運転すると退屈な姿勢になる屈辱
またシートを前に出すことで、窮屈な運転を強いられるのも短足の人がMT車を運転するにあたってのデメリットの一つです。ハンドルまでのアプローチがどうしても短くなるので、肘を折りたたむような形で運転しなければなりません。
またマニュアル車の場合、オートマよりも頻繁にシフトチェンジする必要があります。シートを前に出しすぎてしまうと、シフトレバーの位置が若干遠くなります。すると今度はシフトチェンジをするときにやりにくさを感じるかもしれません。
MT車を買いたいなら試乗をおすすめ
もしマニュアル車を購入しようと思って、めぼしいものが見つかったらディーラーの人などにお願いして試乗することをお勧めします。無理のないドライビングポジションを確保できるか、運転したときのフィーリングなどは実際にハンドルを握ってみないとわからないからです。もし実際に運転してみて、ドライビングポジションがしっくりこないようであればそのマニュアル車は購入しないほうが賢明です。
短足の方でも乗りこなせるおすすめのMT車とは?
短足の人でもストレスなく乗りこなせるようなマニュアル車はいろいろとあります。その中でもネットで人気の高いMT車はいくつかあるようです。
トヨタ 86
スポーティなマニュアル車が好みというのであれば、トヨタの86はおすすめです。スポーツカーの中でも名車といわれて、国内外にたくさんのファンがいますから名前だけなら聞いたことがあるという人も多いでしょう。
1966年に誕生したカローラシリーズの一環として生産されました。86とは1983年に発売されたカローラレビン・スプリンタートレノの共通車両形式番号である「AE86」から名付けられたといわれています。「頭文字D」という漫画作品で主人公が乗っていたことで注目を集めました。86の魅力は走行性能の高さにあります。
6速マニュアルにはトリプルコーンシンクロが採用されています。1~3足ギアには3層のシンクロリングが設定されている使用で、シフトチェンジがスムーズでギアのかみ合う感覚を楽しめます。マシンを操るマニュアル車本来の楽しみを最大限に引き出した名車として、今なお評価が高いです。
v36スカイラインクーペ
v36スカイラインクーペも短足の方の間で評価の高いマニュアル車です。一見するとロングノーズボディをはじめとして、大きなサイズです。するとしっかりクラッチワークができるのか不安になるかもしれません。しかしシート位置などを調整すれば、短足の方でも無理なくしっかりクラッチは踏み込めるはずです。
しなやかな曲線で、スカイラインシリーズを象徴するデザインです。「プレミアムな室内空間」が売りで、インテリアは居心地の良さを追求しているのもおすすめポイントです。特に現在のモデルはより近代的になりました。長時間ドライブでも体に極端な疲労感を与えません。
スバル WRX
スバルのWRXも短足の方にお勧めのMT車といえます。特に新型のWRXは走行性能の向上に力を入れているので、ドライブが趣味な人もきっと満足できる仕様といえます。一見するとシンプルなデザインのように見えますが、フェンダーやバンパー、サイドシルスポイラーなどはよく見ると凹凸の形状をしています。
この凹凸によって空気の流れを整えています。こうすることで前後の空力バランスやダウンフォースの調整を行います。このように緻密に計算して作られているところは、まるでフォーミュラーカーのようなこだわりようです。
短足でもマニュアル車は乗りこなせる
短足の方でマニュアル車を運転する場合、足が短くてクラッチワークができないのではないかと思うでしょう。確かに短足だとクラッチをしっかり踏み込めない車種も一部あるようです。しかしシートを前に出したり、クラッチペダルの調整をしたりすることで短足の方でもマニュアル車をしっかり運転できます。
またシートに座布団やクッションを入れることで、体を前に出すなどの工夫をすれば無理なく運転できるでしょう。マニュアル車の場合、クラッチ操作やシフトチェンジなどいろいろな作業が必要です。オートマ車と比較して面倒かもしれませんが、マシンを操作していることをよりダイレクトに実感できます。興味のある人はマニュアル車を運転してみませんか?
かっこいいマニュアル車は時として、それなりの値段のするものも少なくありません。かっこいいマニュアル車を乗りこなせるように年収を上げる方法を理解しておきましょう。またかっこいい車を運転している人がおしゃれな着こなしをしていると女子からのポイントはより高くなります。そこでファッションセンスを磨いて、一段上の男を目指してみませんか?
短足におすすめの乗り物について、「ロードバイクは短足にはフレームサイズが大きすぎる?股下ポジションがちょうどいいおすすめとは?」にまとめました。
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