妊娠10ヶ月や1歳児などの胎児・乳児・幼児の頃から短足だと大人になっても短足のままなのか?

「短足がコンプレックスでつらい」という人は少なからずいるでしょう。しかし、自分がいつから短足だったか覚えている人はいるでしょうか? そもそも短足が決まってしまうのは、いつの時期なのでしょうか? 胎児、乳児、幼児期における短足にまつわる体験談から短足のルーツを探り、今の改善につなげてみましょう。

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妊娠18週~20週目(5ヶ月目)の胎児の場合

妊娠18週~20週目(5ヶ月目)ともなると、妊娠自体が安定してくる時期で、胎盤も完成しだすのもこの頃です。

この頃からでも足の短さが気になることもあるようです。例えば、5ヶ月の妊婦検診に行った人が、腹部エコーで助産師さんに「頭は18週の成長で問題ないですね。足は17週くらいの成長なので頭が大きくて足は短い子ですね」と言われたそうです。その時は特に気にしていなかったそうですが、あとあとこの時期の1週の成長の差は大きいのではと不安になってしまったようです。

このお悩みに対しては、「エコーは誤差もありますので、そんなに気にする必要はありません」といった声や「何か問題があれば、ちゃんと教えてもらえるので大丈夫です」といった声が多いですね。1週、2週程度の成長の遅さはよくあることで、それもあくまで平均と比べての遅れなので、当然個人差はあるものです。

妊娠32週~34週目(9ヶ月目)の胎児の場合

妊娠32週~34週目(9ヶ月目)の妊婦の方にとって、エコー検査で短足が顕著(大腿骨長が短い)と不安になりますね。34週目の妊婦の方は、7ヶ月目の健診から変わらず短いことを指摘され、とりわけ1~2週くらいの遅れはよく聞くけれど1ヶ月もの遅れがあったため、胎児に障害などないのかと不安になっていました。足が短い場合は、ダウン症の可能性もありますが、先生曰く「角度にもよるし誤差はあるから大丈夫ですよ」とのこと。

ダウン症の場合は、他の検査や兆候でもわかるので、足が短いだけでダウン症ではと不安になるのは考えすぎなようです。少なくとも先生が大丈夫だと言っているのならば、個人差の範囲なのかなと思って大丈夫だと信じましょう。

妊娠38週目の方も同様にエコーで足が短いことを指摘されたのですが、ここまで見てきたのと同様に、大腿骨は頭と違って棒状のため短く測定されることもよくあり、先生から他に悪い所見を述べられない限りは気にしすぎない方がよいとアドバイスを受けていました。確かに他の体験談を見ても、足の長さが1~2週間程度の遅れはよくある話なのです。すごいものだと頭大きい子だったようで2週間分大きく、足は4週間分短いという臨月(妊娠11ヶ月目)の方もおり、それでも無事に元気な赤ちゃんを出産しました。

妊娠8ヶ月(28週~31週)から10ヶ月(36週~40週)は妊娠後期の段階ですので、その段階で胎児の足が短いとわかると、ダウン症の可能性がなくても、少しショックかもしれません。とはいえ、平均より短い長いと言っても所詮は平均でしかありません。成長してから短足だったとしても、それは個性と受け止めましょう。今の段階で、足の湾曲などが見られないのであれば、過度に心配しすぎる方が胎児にとっても毒になってしまいます。

生後3ヶ月~生後5ヶ月の乳児の場合

同じ頃の月齢の子と比べても、うちの子は背が小さいような気がする、将来足はちゃんと長くなるのかといったお悩みを抱える人は多くいます。このあたりは子どもの月齢に関係なく、生後3ヶ月だろうが、生後4ヶ月だろうが、他の子と比べてうちの子はどうだろうってなってしまうのは仕方がないことです。当然、個人差があるというのはわかっているつもりでも、どうしても周りと比べてしまうのです。子どもの発育には遺伝の影響が大きいのも事実です。もし親が短足であるならば、その影響は覚悟するしかないでしょう。

「生後5ヶ月の娘が身長は60cmに届かないのに、サイズ60のロンパースを着させると股下のボタンがきつくて止められない、サイズ65だと横は余り気味だけど股下のボタンはぴったり留められる。これって足が短いということでしょうか?」といった体験談がありました。既製品のロンパースは一般的な乳児の大きさに合わせて作られているはずですので、それから外れるような体の大きさをしていると少し不安になる気持ちもわかります。

しかし赤ちゃんが頭大きくて、胴長短足なのは当たり前のことです。特に人間の体というものは、体にとって重要な部分ほど大きく生まれるものなのです。つまり頭、胴、手足の順で大きいのは当たり前なのです。赤ちゃんの特徴としてそうなのは重々承知してはいるけれども、それでも心配になるのが親心というやつですね。

定期健診で特に何かを言われたりしなければ気にしない方が吉ですね。そうして、できれば自分の子どものもっとよいところに注目したいところです。

生後7ヶ月の乳児の場合

生後7ヶ月の赤ちゃんがいる親御さんの悩みにも、赤ちゃんの足の短さが気になるというのは多くあります。

同じ月齢の子どもと比べても少し頭でかい分、お座りしたときに座高の高さが気になるみたいです。親が短足だとその子供にも遺伝するのは仕方がないのかもしれませんが、あまりにも短足だと心配になってしまいますよね。

とはいえ、このお悩みの回答にもありましたが、赤ちゃんなんてみんな手足は短いものなのです。とくに赤ちゃんはムチムチしてるから、細めの子どもと比べると余計に短く感じるものです。自分自身が短足でコンプレックスを抱いているとわが子にはそれを味わってほしくないというのは親心ではありますが、成長していけば将来的にも足も伸びていくことを信じるしかありませんね。

生後7ヶ月程度だとまだ立つこともままならない時期ですし、まだ膝も曲がっているので余計に短く見えるものです。歩き出すような時期になると、足もまっすぐ伸びていくので気になることも減るかもしれません。

繰り返しますが乳児は短足が普通です。気にしすぎると育児にも悪い影響が出てしまいますので注意しましょう。

1歳~2歳の幼児の場合

育児のお悩みを相談できるサイトでは、次のような相談が寄せられました。

「2歳になった娘が生まれつき胴長で、娘が今後悩むと思うので、今のうちから改善できる方法はないでしょうか? 少しでも足が伸びるような良い情報を教えてください」という相談です。ご自身でも述べていますが、健康に生まれてきてくれただけでもありがたいことなのですが、子どもを想う親心としては少しでもより良い成長を願うのは当たり前のことでしょう。子どもが1歳や1歳半の時期だと、まだ周りの子どもともそれほど差を感じることは多くありませんが、成長していくにつれて、気にしないようにしていてもその差を感じることも増えていってしまいます。

そんな相談者に対して、「私も娘の足が短くて悩んでいました」といった共感の声もありました。やっぱり親の足が短いと遺伝してしまうの仕方がないと述べたうえで、4歳に成長した今では以前ほど気にならなくなってきましたよ、と成長していくことで幼児体型でなくなってきたら自然と悩みが解決するといった希望を抱ける回答をしている回答者もいました。

そして、足が長くなるような方法として、椅子に座る生活習慣が足を伸ばすのに良いという情報提供もしていました。足を伸ばすためには正座はあまり良くないため、昔の人は特に胴長短足が多かったと見られています。回答者の娘さんにも椅子を使った生活をさせており、さらに足を組ませないということも徹底しているとアドバイスしていました。足を組むのを幼いころからやっていると足が曲がる恐れがあるので、足を長くしたいなら気をつけないといけませんね。

~5歳の幼児の場合

3歳や4歳、さらに5歳ともなってくると、成長の早い子はどんどん大きくなっていき、そうでない子も幼児体型から脱して足が長く見えてくるようになります。そういった中で自分の子どもだけ足が短いとどうしても不安になってしまいますよね。特に親である自分が短足で、それをコンプレックスに感じていた場合、子どもも同じように嫌な思いを感じると考えたら、なんとかしてあげたいと思う親心もよく理解できます。

両親とも足が短く遺伝もあるだろうけれども、3歳になる自分の子どもの足がとても短いことに悩む方もいました。周りの子どもは2歳から3歳にかけて足が伸びていっているのに、自分の子どもは胴ばかり伸びていくと不安になっているようです。成長していくにしたがって周りの子どもと比べてしまうのはあるあるでしょう。

この相談者は、今のタイミングならば足を伸ばすための方策がまだ取れるのではとお考えで、どうしたら足が伸びるのかのアドバイスを求めています。具体的には、足をひっぱるのはどうか、筋肉がつきすぎないようにベビーカーに乗せているが正しいか、といったことについて聞いています。何とか今のうちから足が伸びる方策はどんどんやっていきたという熱意が見えますね。

この相談に対して医師の方が回答しており、足の骨は縦向きの力をかけること、つまり歩いたりして骨に負荷をかけることで成長が促されるといった医学的見地でアドバイスをしてくれています。ベビーカーに乗せていると、筋肉や骨に負荷がかからず逆効果なのですね。他にも足をひっぱるのは絶対にやめるよう注意を促しています。子どもの骨や筋肉は未発達なため、ひっぱっても脱臼などの怪我をする恐れがあるだけで足が伸びたりはしません。

そして子どもの成長は、それぞれ異なるのは当然のことなので、そのことで親が周りと比べてヤキモキしないようにアドバイスしています。子どもはそういった親の様子を敏感に察知しますから、そちらの方が悪影響になりかねませんからね。

締めくくりに自身の体験も語っています。子どもの頃は他の子よりも成長が早くて足が長い方だったけれども、その分早く成長が止まってしまい、今はどちらかと言うとコロコロとした体形になっているのだとか。成長は早ければいいというものではない、確かにその通りで、自分の子どもが他の子より身長や足が短くても、少し成長が遅いだけだと捉えられると親にとっても子どもにとってもよいことなのかもしれませんね。

ここまで胎児や乳児、そして幼児に至るまでの短足にまつわるあるある話やよくある相談を見てきましたが、幼い子どもが短足だったとしても顕著におかしなところがあったり検診などで問題があると言われたりでもしない限り、あまり気にしない方が育児的にもよいのです。

現代の子どもたちにあるあるの短足になってしまう生活習慣とは?

赤ちゃんの頃に足が短いからといって必ずしも短足になるわけではなく、成長が他の子より少し遅いだけということも多いのです。気にしすぎても体に毒なのかもしれません。しかし、短足に悩むとりわけ若い男性は生活習慣に気をつけなければなりません。というのも、2000年以降の小学生は胴長短足の傾向が高くなっているという研究結果があるからです。その原因として考えられるのが、スマートフォンやタブレットの夜間使用だとされています。昔とは違い、現在では小学生や小さな子どもでもスマートフォンやタブレットに慣れ親しんでいる状況にあり、それが子どもの成長にも大きな影響を与えているのです。

スマートフォンやタブレットを子どもが夜間に使用することの何が問題かと言うと、それらから発せられるブルーライトが子どもの成長に悪影響を及ぼしている可能性があることなのです。夜寝る前などに長時間スマートフォンやタブレットを使用することで、ブルーライトが脳を刺激して興奮状態となり、よりよい睡眠を得られなくなってしまうのです。

成長ホルモンが多く分泌されるゴールデンタイムは22時から2時頃だと言われていますが、身長、特に足を伸ばすためには貴重なこの時間帯に深い睡眠に入っていないと、子どもの成長は阻害されてしまいます。しかしスマートフォンなどの使用によるブルーライトの刺激により脳は興奮状態を保ちますので寝てはいても熟睡はできていません。

胴長短足で悩まれている方、特に10代でまだ成長が見込めるような年代の方は、生活習慣を見直すことが必要かもしれません。夜間のスマートフォンやタブレット使用をやめて、ゴールデンタイムに熟睡できるよう心がけましょう。

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