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短足の人は果たして健康か?短足の人がなりがちな病気をまとめてみた!

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短足と健康状態に関係があるのか?

こうしたテーマを取り上げると、「短足は単なる体型の問題なんだから、病気と関係あるわけないだろう」と不満を表明する方もいらっしゃるかもしれません。ただでさえ日常生活の中で胴長短足で損をすることが多い上に、健康面までデメリットがあるのではたまったものではありません。しかし、現実は短足の人に対して厳しく、実際に病気との関連を指摘する意見もあります。

肝臓疾患のリスク

イギリスの大学が気になるデータを発表しました。なんと、胴長短足の人は肝臓の疾患を抱えるリスクが高いというデータです。

これは女性、それも60~79歳の高齢の女性を対象に行われた研究によるものですが、脚が短い人ほど、肝臓病の指標となる酵素指標の値が高いのです。具体的には、4型の高活性が高く、肝臓病になるリスクが高くなっているとのことです。

短足に加えて足が太い人も、肝臓疾患のリスクが高くなるとされています。これは「流行疾病医学と地域保健ジャーナル」誌に発表された研究結果で、脚の長さが51~74cmの女性は同じく酵素指標の値が高い傾向があり、疾患のリスクが高いとされています。

この点に関しては、身長や子供の頃の栄養状態との関係も指摘されています。子供の頃に十分な栄養を摂取した上で成長した人に比べて、栄養を十分に摂取せずに成長した人は肝臓の発育が十分ではなく、ダメージを受けやすいというのです。しかも、身長が高い人は肝臓のサイズも大きくなるので、アルコールや有害物質の分解といった重要な役割をこなしやすいとされています。これは短足だけでなく、低身長とも関わってきますが、低身長・短足の人にとってはちょっと気になることでしょう。

姿勢の悪さから引き起こされる病気も…

その他、胴長短足の人が注意したい病気として、偏頭痛、胃潰瘍、腸炎といった病気のリスクが高い傾向も見られます。こちらは上記の肝臓の疾患とは違い、純粋に後天的なもので、猫背や姿勢の悪さによってもたらされるものです。

胴長短足の人は座高が高くなるため、椅子に腰掛けた時に、どうしても背筋を丸めたり、上半身を縮こまらせたりしがちです。少しでも「座高が高い=脚が短い」をごまかしたいがゆえに無意識に行っていることが多いのですが、この姿勢の悪さが体のバランスを崩し、背中の歪み、腹圧の上昇などの問題を引き起こすのです。

また、猫背やうつむき加減の姿勢でいると首に負担がかかってしまい、血管と神経が圧迫を受けることによる首のこりや偏頭痛の悩みを抱えやすくなります。実際に経験している方も多いのではないでしょうか?

しかし、問題はそれだけに留まりません。こうした首の部分の圧迫による血行不良や首の歪みが進行することで、自律神経を乱す原因になる恐れもあるのです。興奮・緊張状態の時に優位になる交感神経と、リラックスしている時に優位になる副交感神経があり、この2つがバランスを取ることで、心身の健康を維持しています。ところが、このバランスが乱れると、常に興奮状態になってしまったり、逆にリラックス状態が続いて倦怠感や眠気を引き起こしたり、やる気の欠如などの問題をもたらしかねません。

こうした症状から、ある病気を連想しませんか?そう、うつ病です。実は、姿勢が悪い人はうつ病を発症しやすく、悪化しやすく、しかも改善しにくいと言われているのです。心の病だと思っていたうつ病が、体の問題とも関わっているかもしれないのです。

胴長短足がコンプレックスになっている人は、ただでさえ精神状態が不安定になる恐れがあります。そこに姿勢の悪さが加わることで、ますます悪化する恐れもあるわけです。これは肝臓疾患のリスクと同じくらい、怖い健康の問題と言えるでしょう。

ただし、肝臓疾患のリスクとは違い、こちらは対策を取ることができます。ファッションでうまく短足をカバーしつつ、背筋を伸ばして堂々と振る舞いましょう。姿勢が悪いと、せっかくファッションにこだわっても魅力的には見えないものです。さらに、経済力をつけるなど、スタイル以外の自分の強みを身につけて、心身の健康の改善を図りたいところです。

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