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昭和の時代は平成・令和に比べて短足が多かったのか?食生活を軸にその原因に迫る!

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高身長は食生活の影響が大きい

昔の人は短足だっただけでなく、身長そのものが低かったことは、昭和世代の高齢者を見れば一目瞭然でしょう。加齢とともに身長が縮んだ面があるにしても、かなり小柄な人をよく見かけます。幕末に活躍した坂本龍馬は身長が約173cmくらいだったと言われ、当時としてはかなりの大男でした。現代の日本人男性の平均身長は約170cmほどですから、現代の基準だと平均よりもちょっと高い程度です。

昭和の頃に育った昔の人は160cm台が当たり前、150cm台だって少なくなかったことを考えれば、平成・令和の現代はかなり背が伸びたと言えます。印象として、10cmくらい伸びたと感じる人も少なくないはずです。

その原因はやはり食生活の影響、というより改善でしょう。1日3食、しかも子供の頃に、体の成長に必要な栄養をしっかり摂取できるようになったことが非常に大きいです。

「食の欧米化」とも呼ばれる、肉を多く食べる食生活の変化は、それに比べるとそれほど影響は大きくはないでしょう。肉類に含まれるタンパク質は、昔の人がよく食べていた大豆食品や魚でも摂取できるからです。

ただし、この肉類の多い食生活は消化に影響を及ぼすとも言われています。消化が良い肉を多く食べることで、成長過程で小腸が短くなり、胴が短く、脚が長くなるとの意見もあります。いずれにせよ、昭和の頃に比べて、現代人のほうが脚長の傾向にあるのは間違いないでしょう。

若い人が高身長で脚長とは限らない?

ところが、気になるデータもあります。日本人の平均身長の伸びはすでに止まっており、むしろ現代の10代は、上の世代と比較して背が低く、短足の傾向にあるというのです。実際に、平均身長のデータでもわずかではありますが(2~3mm程度)、低くなっています。しかも、脚の長さは1cm近く短くなっており、「低身長短足化」が進んでいるのです。

実は、日本人の平均身長は1970年代に生まれた世代がピークで、それ以降は横ばいか縮小傾向があります。昭和に比べて、平成・令和の日本人の身長が高く、脚が長くなったというのは、昭和生まれの人が平成に大人になって、平均値を上げていたのが原因だったのです。

現代人の低身長短足化の原因については、まだ詳しいことはわかっていません。ただ、このデータは「昔の人は短足が多く、今は少ない」と一概には決めつけられない状況を示唆していると言えるでしょう。先入観は禁物です。いつの時代にも短足の悩みを抱える人がいますし、ファッションでそれをカバーし、経済力をつけて男の魅力をアピールする努力が必要なことを意味しています。とくにこれからの若い世代は、こうした自分を磨く努力がモテる上で大きな意味を持ってくるはずです。

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