たれ耳の短足猫とはなんだろうか？
たれ耳の短足猫というのは、スコティッシュフォールドのような猫のことです。マンチカンもややたれ耳の短足猫ですが、スコティッシュフォールドほどではありません。たれ耳の猫は、耳がしっかりとピンとしている猫よりも愛らしさを醸し出しているのが特徴です。
そもそも、たれ耳って？
スコティッシュフォールドのようなたれ耳は、遺伝子学的な突然変異で始まったと言われています。アメリカンショートカットとも言われていますが、猫でたれ耳は発見された当時は大変珍しいことだったのでその愛らしさも相まって人気を博しました。
なお、たれ耳のたれ具合は一様では無く、生後20日程度でたれ具合が定まってきます。これは生まれた当時においては耳が通常の猫と大差が無い程に立っているということを示しており、成長する段階でごく初期にたれ耳が形成されていくということになります。
耳がたれていることから、耳に関連する疾患に掛かりにくいといった側面もあり、必ずしも耳がたれていることが悪いという訳ではありません。敢えて耳がたれていることにより身体の安全を守っているという面も兼ね備えているのです。
飼育するときには注意すべきこと！
スコティッシュフォールドのようなたれ耳の猫を飼うときには、きちんと耳掃除を定期的に行ってあげることが重要です。なぜなら、人間と同じように耳かきをして耳を清潔に保たないと外耳炎に罹患するリスクがあるからです。
耳垢をきちんと出してあげることに気を配りながら飼育していくのが望ましいので、他の猫には無い苦労が飼育するときにはあるかもしれません。ですが、スコティッシュフォールドのその愛らしさは代えがたいものがあり、今でも人気を博している理由の一つになります。
スコティッシュフォールドの性格を知って仲良くなろう
スコティッシュフォールドは、穏やかなでおっとりとした性格が特徴です。また、あまり活発という訳でも無いので構って欲しくなさそうなときにはそっとしておいてあげるのが無難でしょう。とは言っても、きちんとスキンシップを取ってあげることを欠かしてはいけません。猫に限らずペットというのは愛情をきちんと受け取るものなので、ちゃんと気配りをして飼ってあげるようにしてみてください。
気になる！スコティッシュフォールドの値段は？
スコティッシュフォールドの値段は、17万円程度が相場になります。そのため、他の猫よりもお迎えをしやすいかもしれません。ですが、お迎えしやすいからとは言っても耳掃除や定期的な検診に掛からせる必要があるので、全く経済的に軽い猫という訳ではありません。
猫を飼うというときにはスコティッシュフォールドに限らないことですが、きちんと最期まで責任を持って飼えるようにお金の準備をしておくことが重要です。猫、特に家猫は自らの力で生きていくことは困難なので、飼い主が大きな愛情と懐で飼ってあげなければならないのです。
里親という選択肢はどうなのか？
スコティッシュフォールドに限らないことかもしれませんが、猫を迎え入れる方法として里親制度というのがあります。保健所に保護されている猫を引き取るというものです。保健所はある程度の期間が経ってしまうと保護猫を殺処分することがあり、これは大変問題になっていますが積極的に里親として外に出してあげることができるといった選択肢があります。
里親制度の場合には購入費用は原則として発生しないので、経済的な負担なく猫たちを迎い入れたい場合にはおすすめの方法です。ですが、猫を飼うということは里親であろうと責任を持たなければならないということに違いはありません。きちんと最期まで看取れるように費用を勘案して育ててあげることが求められるのです。
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