なんとか子供を脚長にしたい！方法はある？
短足とはつまるところ、成長期に胴体の成長に対して脚が十分に成長しなかったと表現することができます。ですから、成長が止まった大人になってから短足をなんとかしようと思っても、難しいわけです。脚を長くしたいなら身長を伸ばす必要があるわけですし、まさか胴体を短くして股下比率をアップさせるなんてわけにもいきません。
成長期が勝負
そうなると、成長期にいかに脚を長く伸ばすかが勝負となります。少なくとも「モテる」という点において、短足がかなり不利になってしまうのは否定できませんから、成長期の脚の成長がその人のその後に大きな影響を及ぼすといってもよいでしょう。
脚が長いことで自分に自信を持てるか、それとも短いことでコンプレックスを持ってしまうかの分かれ目です。
足の伸ばし方
でも、どうやって脚を伸ばせばいいのでしょうか？そもそも体の成長に対して、人間が意図的に「脚が成長するように」と身体の伸びる部分を調節するなんてできるのでしょうか？この点に関しては本当かどうか怪しい俗説なども入り乱れていて、いろいろな意見があってちょっと混乱している面もあります。
その中から効果がありそうなものを選び、成長期の子供に対して適切な対策を施していく必要があるわけです。
小学生の頃にやっておきたい対策
小学生の6年間は、栄養と睡眠をしっかり取る
小学生の6年間は、体の成長の基礎づくりが行われる時期です。それだけに脚が長くなる基礎づくりもしっかり行っておきたいところです。そのためにも、まず基本中の基本を踏まえておきましょう。つまり、栄養と睡眠をしっかりとること、そして良い姿勢を保つことです。
足だけでなく、体全体の成長を促す
小学生の頃は脚だけでなく、体全体の成長を促すことが大事です。いくら脚が長くても、身長が低くてはせっかくの脚長がセールスポイントにならないでしょう。短足＋低身長ならば、二重のコンプレックスを抱えてしまうことになりかねません。
体の成長の妨げになるようなことは避け、その上で脚の成長を促す対策を心がけましょう。
姿勢
そして、姿勢です。小学生の頃に猫背になってしまうと、その後大人になってからも、ずっと続いてしまう恐れがあります。猫背は体全体を歪ませる上に、前かがみの状態になることで体全体が縮んだように見えてしまいます。
体全体が歪んでいると、正常な成長の妨げになりますし、前かがみの姿勢だと脚が短く見えてしまう恐れがあります。とくに、長時間ゲームやネットをやっているときに猫背になりやすいので気をつけましょう。
下半身の筋肉の発達を促すスポーツのやり過ぎは禁物
それから、下半身の筋肉の発達を促すようなスポーツはやり過ぎないほうが良いでしょう。よく「サッカーをやっていると脚が短くなる」と言います。脚に負担がかかる競技は筋肉の発達を促す一方、骨の成長を妨げてしまうのが原因です。
つまり、同じ栄養を摂取していても、一方の子供にはその栄養が骨の成長にまわって脚が長くなっていくのに対し、脚に負担がかかるスポーツをやっている子供の場合は栄養が筋肉の発達にまわり、脚が太く短くなってしまう傾向があるのです。
下半身への負担が大きくなりすぎなようにする
もちろん、サッカーや重量挙げといった下半身の筋肉の発達を促すスポーツを子供にやらせるな、と言っているわけではありません。ただ、あまり下半身への負担が大きくならないよう注意すること、あるいはその競技一辺倒ではなく、いろいろな競技にチャレンジさせるなど、バランスのとれた運動環境を心がけましょう。
中学生の頃にやっておきたい対策
第二次性徴期に足を伸ばす
小学高学年から中学生にかけて、第二次性徴期が訪れます。この時期に急激に体の成長が進む子も少なくありません。そんな急激な成長期に脚をしっかり伸ばすことができるかです。
しかもこの時期になると、異性が気になり、モテる・モテないに一喜一憂することになります。脚が長いかどうかがその子の自己評価に大きな影響を及ぼしますから、ぜひとも脚の成長を促す環境を心がけたいところでしょう。
スポーツに注意
成長を促すという観点から考えると、小学生の頃に心がけていた対策をそのまま継続するのがまず第一です。とくにスポーツには注意しましょう。中学生になるとスポーツのトレーニングも本格的でハードなものになりますから、足の筋肉の発達を促す競技をやっていると、脚の成長が妨げられてしまう可能性が高くなります。
さすがにこれまで子供が夢中になってやっていた競技を「脚が短くなるからやめろ」というわけにはいきませんが、子供が足の短さに悩みを抱えているなら、「他の競技にしてみてはどうか」とアドバイスするとよいでしょう。この時期に足の筋肉が発達しやすい競技を続けるかどうかで、足の長さや太さに大きな違いが出てくるのは間違いありません。
食生活
それから、やはり食生活の充実が重要です。体型が気になってダイエットをする、あるいはスナック菓子やインスタント食品を食べる機会が多くなる時期です。この時期にこうした乱れた食生活を身につけてしまうと、それが高校・大学、さらに社会に出てからも続いてしまう恐れがあります。
とくにダイエットは、身体を小さく、脚を短くしてしまう恐れがあるので要注意です。
姿勢に気をつける
そして、継続して姿勢には気をつけましょう。第二次性徴期から高校生くらいまでの成長期は、その子の骨格が決まる時期です。姿勢が悪い状態だと、骨盤をはじめとして骨格が歪んだ状態で固まってしまい、猫背や反り腰など、短足に見せてしまう姿勢になってしまう恐れがあります。
高校生のうちにやっておきたい対策
高校生になってから急激に体が成長する子もいますが、一般的には中学生の頃に比べると、体の成長がひと段落する時期です。そうなると、成長を促すだけでなく、脚を長く見せる対策も取り入れていく必要が出てきます。これまで繰り返し挙げた、姿勢の問題で脚の成長の妨げになってしまうような体の歪み、骨格や筋肉によって、短足に見えてしまう状態になっている可能性もあるからです。
ストレッチ
高校生の間にやっておきたい対策としては、ストレッチが挙げられます。日常生活の習慣で体が歪んでしまっていることも多いですが、まだ身体が成長する余地があります。そんな高校生の時期だからこそ、やっておきたいストレッチがいくつかあります。
骨盤の歪みを修正するストレッチのやり方
骨盤の歪みを修正するストレッチで、とくに短足に見えてしまいやすい、反り腰の対策に適した方法を紹介します。まず、壁に向いて立ち、一方の手を真正面に突き出して壁につけます。左手をつけた場合には右手で右足首を握って、後ろ側に持ち上げて、そのまま20秒ほど姿勢をキープします。
次に、同じ手順を反対側の左足にも行います。直立して、太ももから膝までまっすぐの姿勢で、膝から下を後ろに持ち上げていくのがポイントです。
他に、股関節を安定させるストレッチなどもおすすめです。ネットでいろいろな方法を調べることができるので、チェックしてみましょう。
大学生のうちにやっておきたい対策
多くは大学生になると身長の伸びは止まっていますから、この段階で脚を長くするのはあまり現実的ではありません。ですから、長く見せるための対策を取り入れていくことになります。そのためには、脚を細く見せる工夫がほしいところです。筋肉を落とす必要はありませんが、脂肪がついている場合にはそれを落とす対策が必須です。
運動する機会を増やす
スポーツをやっている人はともかく、大学生になると運動をする機会が極端に少なくなるものです。それが下半身の血流を悪化させ、余分な水分や老廃物が蓄積して、むくみの原因となります。これは女性によく見られますが、男性ももちろん無縁ではありません。むくんだ脚はとても短く見えてしまいますから、ウォーキングやランニングなど、ふくらはぎに負荷をかける運動を取り入れましょう。
食生活の改善
それから、食生活の改善です。アルコールの摂取量が多くなる大学生も多くなります。アルコールは控えめに、水分はしっかりとって、体の代謝を良くすることを心がけましょう。下半身の血液と水分のめぐりが良くなると、むくみにくくなります。
ファッションでカバーする
こうした日常生活の乱れが短足に見せてしまう状況を改善しつつ、ファッションでうまく脚を長く見せる工夫を心がけたいものです。アルバイトなどで経済的にも多少余裕を持つことができますから、この時期に脚を長く見せるコーディネートや着こなしを身につけておくと、大人になってから役立ちます。いわば、心の成長期に脚を長く見せる工夫を身につけるといったところでしょうか。
短足になる前に・なったあとの努力について詳しく知りたい方は、「短足の男性でも努力で身長を伸ばす！短期と中期、長期で身長伸びる、脚を長くする方法」をどうぞ。
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