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短足がよく正座をする理由とは?その理由を探る~正座しないと前が見えづらいから?

目次

短足の人は正座する傾向がある?

短足の人の特徴、行動パターンとして、しばしば挙げられるのが「よく正座をする」ことです。もともと昔から「子供の頃から正座をしていると脚が短くなる」という意見があり、それと関連して言われることもあります。要するに、「子供の頃から正座をよくしていた→脚が短くなった→大人になってもよく正座をする」というパターンが成立しているわけです。

実際に短足の人が脚が短くない人と比較して正座をする傾向があるのかについては、個人差があるので一概に言えない面もありますが、短足だからこそ正座をする機会が多くなるのは事実です。その機会の筆頭に挙げられるのが、「前が見えづらい」点です。

前が見えづらいから正座をする?

多くの人が集まる環境の中で、みんな座っている状況だと、背の低い人は前の人の頭に視界を遮られて、前が見えづらい状態になります。一般的な傾向として、短足の人は背もあまり高くない傾向があるため、なんとか前を見ようと正座をして、自分の頭の位置を「かさ上げ」するわけです。

こうして見ると理由として非常にわかりやすいのですが、それに対する疑問も出てきます。「そもそも胴長短足の人は座高が高いわけだから、むしろ前が見えやすいんじゃないか?」という疑問です。たしかに、それも真実をついています。短足の悩みを抱えている人にとってはあまり認めたくない現実ですが。

正確には、「背が低くて短足の人は正座をする傾向がある」と少し限定して言うべきかもしれません。ただし、日本人の平均身長や体格から考えても、「長身で胴長」という人はあまりいないものです。短足の悩みを抱えている人の多くは平均身長と同じくらいか、それよりも低いのが実際のところです。よって、胴長で座高が高いメリット(?)を十分に得ることができず、どうしても人がたくさんいるところでは前が見えづらいために、正座をするケースが多くなるのです。

その他、短足の人が正座をする事情について

ただし、他にもいくつかの理由やシチュエーションが考えられます。例えば、座高が高いことをごまかすためにあえて正座をするケースです。全員がお尻を床につけて座った状態だと、座高の高さが簡単に比較できる状況になってしまいます。前の人に視界を邪魔されて前が見えづらいだけでなく、横の人と比較して自分の座高が高くなって、いかにも「胴長短足」とわかってしまう状況になるのです。そんな時には、正座をすることで座高が高いのをちょっとごまかすことができます。「頭の位置が高いのはもともとの座高が高いからじゃなくて、正座をしているから」というわけです。この場合、後ろの人の視界を遮ってしまうと迷惑になってしまうので、その点は注意が必要になります。

あとは特殊なケースに分類されるものの、日常の中でよく見られるのが「椅子の上で正座をする」ケースです。とくにオフィスなどにあるチェアで、このケースが見られます。それはなぜかと言うと、短足の人はこうしたオフィスのチェアに身体がフィットしづらく、快適に座るのが難しいからです。足が床に届かないだけでなく、背もたれにもたれて深く腰掛けようとすると膝が椅子の縁に届かず、曲げるのが難しくなるので、チェアを最大限まで低く下げてから、浅く腰掛けなければなりません。

これではとても快適とは言えない状況です。問題なのは脚が短くて届かないことにあるわけですから、この問題を解決するために、いっそのことチェアの上で正座をしてしまえ…となるわけです。

冒頭で挙げた、正座と短足の関係にも少し触れておきましょう。子供の頃から正座をしていたから脚が短くなり、その習慣が大人になってからも続いているので短足の人はよく正座をする、という論法は基本的には通用しません。なぜなら、「正座をすると短足になる」という説に、医学的・科学的な根拠はほとんどないからです。

短足の人が正座をしやすいと言われる理由の背後には、短足の人が日常生活の中で抱えているいろいろな悩みが深くかかわっています。

最後に、あぐらに比べて正座は座った時の姿勢が良い点を挙げておくべきでしょう。あぐらはどうしても猫背になりやすく、腰を曲げた姿勢になることで、腰に負担がかかりやすくなります。猫背や骨盤の歪みといった姿勢の問題は、ますます短足に見せてしまう原因になります。

さらに、短足の人はもともと猫背になりやすい面もあります。座高が高いのを気にして、座った時に身体を縮める傾向が見られるからです。先程の正座でごまかすのとは逆の意識が働いていることになります。どうしても背中を丸めてしまうけれども、そのことを気にしてもいるのです。だから、座る時にはあぐらではなく、正座をして背筋を伸ばすように心がけているわけです。こうした意図的に正座をしている面があることも、踏まえてほしいところです。

以上のことから、短足の人が悩みやコンプレックスを少しでも解消するために、日頃から努力をしている様子がうかがえるのではないでしょうか。もちろん、人間の魅力は脚の長さだけで決まるわけではありません。短足の悩みを抱えていても、そのことを過剰に意識するのではなく、うまくカバーしながら自分の魅力を引き出す努力をすればいいのです。脚が短いと思われても大してマイナスにならないくらい魅力的になればいいわけで、いい仕事について経済力をつけたり、ファッションでうまく短足をカバーしつつセンスよく着こなすなどの工夫を心がけたり、「脚が短い?だからどうした?」と開き直れるくらいの自信をつけたいものです。

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